2019年5月にJAL 上海浦東→東京成田のエコノミークラスに搭乗しましたので、機内の様子などをレビューします。
19年サマースケジュールではJL876便はボーイングB787-9がアサインされていますが、この便はプレミアムエコノミーを販売していない為、プレミアムエコノミーの座席はエコノミークラスに開放(PY席Y開放)。
さらにこれは特殊な状況だと思いますがビジネスクラスの内、後方の8列目~13列目もエコノミークラスに開放(C席Y開放)されおり、うまく行けばエコノミークラスのチケットでシートだけビジネスクラスに乗れるかも!ということでこの便を狙って手配しました。
最近はこのような運用は少なくなっているようですが、破綻前のJALは特にアジア線でこの運用がとても多く、当時修行でJGPを持っていたこともあり、香港線でB744のF席C開放、デンパサール線でB773のF席C開放、ソウル仁川線でB773のF席C開放など、それはそれは大変良い思いをさせていただきました(笑)
今回、さすがに平JGCではビジネスクラスのシートはブロックされていて事前指定不可でしたので、事前に指定可能だったプレミアムエコノミーのシートを抑えつつ、当日空港でビジネスクラスのシートにアサインしてもらえないか交渉してみます。
チェックイン
上海浦東空港のJALチェックインカウンターはターミナル1 Fアイランドになります。
カウンターへ突撃する前に、念の為に改めてC席Y開放されているかチェックします。
ちなみにチェックにはチェックマイトリップを使用しています。
エコノミークラスでの手配ですが、ビジネスクラスの後方8列目~13列目が表示されるので、C席Y開放があるのは間違いなさそうです。ステータスがダイヤモンド、JGCプレミアなら問題無くアサインできると思いますが、平JGCなので断られる可能性もありそうなので、過度に期待せずにカウンターへ突撃。
幸いにカウンターお兄さんは日本語バッチリでしたので、日本語でそれも「ダメ元」でビジネスクラスのシートにアサインしてもらえないか切り出します。ステータスも所詮平JGCですから、あくまでもお願いするスタンス。
するとお兄さんでは権限が無いのでDuty Managerへ電話確認。とりあえず即答で無理とはならなかったので最初の難関はクリア。電話自体は1分も掛かってないのですが、こういう時は時間が長く感じますね・・・で、結果は、
はい。完全勝利です。
一応「中央の席ならば」と条件提示をされましたが、ビジネスクラスのシートにアサインしてもらえるならどこでも良いので即答でOK出しました。もうね、ニヤニヤが止まりません(笑)
お兄さんに御礼を言ってカウンターを後にします。
機内の様子
座席は11Dをアサインされました。写真は向かいの11Aになります。
あくまでC席Y開放ですので、シート以外は全てエコノミークラスの扱いとなり、ヘッドホンやブランケットはエコノミークラスのものになります。
機材はボーイングB787-9ですので、シートの種類としては JAL SKY SUITE Ⅲ でヘリボーン配列で1-2-1の配列になっています。
少し前屈みになった程度では11Kに乗っておられる方の顔は見えませんね。
ちなみにC席Y開放のゾーンは10数名しか乗っておらず隣の11Gは空席でした。
機内食
ビジネスクラスのシートで食べるエコノミークラスの機内食。
当たり前ですがクロスなんて引かれませんし、ドリンクもプラカップで提供されます。
まあ、これはこれで貴重な経験(笑)
食後はシートをフラットにして少し昼寝をしたらあっと言う間に成田到着。
成田での降機時ですが、ビジネスクラスの乗客の降機が優先なので、通常はビジネスクラスとプレミアムエコノミーの境目のカーテンを閉められはずですが、今回は前方が本当のビジネスクラスで後方はC席Y開放ということで、2番目のドアのところでカーテンが閉められてしまい、なかなか見られない面白い状況になりました。
インボラは完全に運次第なところがありますが、今回のような上位クラスの座席開放系はスケジュールを合わせる必要はありますが予め狙って乗ることができます。(機材変更で開放無くなるケースもありますが、、、)
ご参考までに同様のケースは、日本国内線だと ANA 成田=伊丹 や 羽田=関西 でビジネスクラス座席を普通席に開放していますし、国際線だと ANA 羽田=北京 や 成田=シンガポール でファーストクラス座席をビジネスクラスに開放していたりしますので、もし見つけたら是非狙ってみてください!!